怪しいコーチング業界の裏側!本物のコーチを見極める方法

コーチング業界は怪しい人もいるけど、本物のコーチを見極める方法を知っておくことは大切です。日本国内での情報を元に、この記事ではICF認定資格を持つプロのコーチとして、楽しく読める内容を提供します。怪しいコーチもいるけれど、コーチング自体は決して怪しくないことを伝えたいと思います。

目次

コーチングの世界に潜む疑問

コーチングの世界には多くの疑問がありますが、「怪しい」という言葉がついて回ることもあります。一部の怪しいコーチも存在しますが、コーチング自体が怪しいわけではありません。コーチングは、クライアントの目標達成をサポートするための有益なツールです。しかし、怪しいコーチングを見分けるためには、注意深く選ぶ必要があります。信頼できるコーチを見極めるポイントや、コーチング業界の裏側についても知っておくことが重要です。また、コーチングの正しい知識を身につけることで、怪しいコーチングに騙されることなく、自分に合ったコーチングを見つけることができます。怪しいコーチングと正統派コーチングの違いを理解し、自分に合ったコーチングを見つけるためには、しっかりと情報を吟味することが大切です。

コーチングとは何か?その基本を解説

コーチングとは、個人やチームの潜在能力を最大限に引き出す支援手法であり、その基本はクライアント自身が答えを見つけ、目標達成のための行動を決定することにあります。このプロセスを通じて、クライアントは自己解決能力を高め、さまざまな課題に対して自らの力で立ち向かう力を養います。コーチングの目的は、単に問題を解決することだけではなく、クライアントが自分自身の可能性を最大限に引き出し、より良い人生を送るためのサポートを提供することにあります。

コーチは、このようなコーチングの基本原則に基づいて、高い倫理規範と専門知識を持ち合わせています。私達コーチは、クライアントが自身の目標に向かって効果的に進むための解説とガイダンスを提供し、その過程でクライアントの成長をサポートします。しかし、コーチ選びは慎重に行う必要があります。資格や経験、そして過去のクライアントの声を確認することで、自分に合ったコーチを見つけることができます。

コーチングに対して「怪しい」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、正しく認定された資格を持つプロのコーチとの出会いは、人生を豊かにする大きな一歩となり得ます。コーチングの効果は、クライアントが自らの内面と向き合い、自己実現を目指す過程で明らかになります。十分な検討を行い、信頼できるコーチを選ぶことが、コーチングを最大限に活用する鍵となります。

なぜコーチング業界は「怪しい」と言われるのか

コーチング業界が「怪しい」と言われる理由の1つに、資格や実績を持たない人がコーチとして活動していることが挙げられます。この業界における信頼性の問題は、確かに深刻です。何かしらの認定を受けていないコーチの中には、十分なトレーニングを受けていない、または倫理規定に従っていない場合があります。また、コーチング業界には様々な組織やスクールが存在しますが、その実態はまちまちです。実際には、ICF(国際コーチング連盟)の認定資格を始め、国内にも信頼できるコーチングスクールが多数存在しています。
これらの認定を持つプロのコーチは、厳しい基準をクリアしており、高い専門性と倫理観を持って活動しています。このような資格を持つコーチは、クライアントの問題に対して、専門的な知識と技術を用いてアプローチします。彼らは、コーチングの業界における信頼性を高めるために、日々努力を続けています。

中には、お金を払って、日数をこなしただけで認定されるようなスクールも存在していると聞きますが、そこには一切の研鑽が無く、資格は紙切れ同然です。コーチがどのような資格をもち、どのような実績を積んできたのかを、クライアント側も意識して見る必要がありそうです。

ほかにも、「コーチは何もしてくれないので、時間とお金の無駄」とか「フワッとしていて言いくるめられているだけ」とか、「形」や「明確な成果物」がない無形サービスであるが故の不安感や誤解も非常に多いと思います。

さらには、「コーチはコーチを付けていることが多い」ということから、連鎖商法的なイメージを持たれがち、という点も「怪しい」と言われる理由のひとつかと思います。

怪しいコーチングの見分け方

コーチングを受ける際には、そのコーチやコーチングスクールの評判や評価を確認することが重要です。特に、怪しいコーチングを避けるためには、インストラクターや講師の資格や実績をしっかりとチェックすることが必要です。また、コーチング業界には詐欺まがいの活動を行う者も存在するため、信頼できる情報源からの情報収集が不可欠です。怪しいコーチングから身を守るためには、しっかりとした情報収集と注意深い選択が求められます。

怪しいコーチングセミナーの特徴とは?

コーチングセミナーの怪しさを見抜くためには、いくつかの特徴を知っておくことが重要です。

まず、怪しいコーチングセミナーは、結果を保証すると謳っていることがあります。しかし、コーチングは個々の成長や変化によって結果が異なるため、結果を保証することはできません。私のプログラムでも「満足保証」をすることはありますが、「成果保証」や「結果保証」はそもそもコーチングでは無理があるのです。
保証を謳っている場合は、何が保証されるのかをしっかりと確認し、矛盾がないかを慎重に判断しましょう。

さらに、怪しいコーチングセミナーでは、高額な料金を請求し、その見返りにはっきりとした成果が得られないこともあります。
金額に見合う内容かどうか、一般市場価格との比較など、数字の根拠についてもしっかりと確認することをお奨めします。

また、実績や資格のないコーチが関与している可能性もあります。これらの特徴に注意し、信頼できるコーチングセミナーを選ぶことが大切です。

コーチングスクール選びの注意点

コーチングスクール選びは、未来を左右する重要な決断です。市場には多種多様なスクールが存在し、それぞれ特色があります。良質なスクールを見分けるポイントのひとつは、ICF(国際コーチング連盟)の認定を受けているかどうかです。ICF認定は、一定の基準以上の教育を受けている証拠であり、信頼性の高さを示します。しかし、認定されているからといって安心してはいけません。講師の経歴や実績、カリキュラムの内容をしっかり確認し、自分に合ったスクール選びを心がけましょう。また、実際に卒業生の声を聞くことも大切です。コーチングは怪しいものではありませんが、選択には慎重さが求められます。

こちらの記事「コーチングの種類と違い」でもご紹介していますが、自分がどういった目的で、どのようなアプローチを学びたいのか、という事を明確にすることが重要です。

また、ICFの認定が合わせて取得できるコーチングスクールもあれば、独自の認定だけ、というスクールもあります。コストとスケジュール、内容を総合的に判断してコーチングスクールを選択するようにしてください。

信頼できるコーチを見極めるポイント

信頼できるコーチを見極めるポイントは、まずはどんな認定資格を持っているかどうかを確認することです。また、実績や経験も重要なポイントです。信頼できるコーチは、実績や経験を積んでおり、クライアントの成長や目標達成に貢献してきた実績があるでしょう。さらに、クライアントの声や評判も重要です。信頼できるコーチは、クライアントからの評判が良く、信頼されていることが多いです。これらのポイントを踏まえて、信頼できるコーチを見極めることが大切です。

本物のコーチが持つべき資格と実績

コーチング業界では、ICF(国際コーチング連盟)の認定資格がひとつの信頼の証とされています。
この資格を持つコーチは、厳しい審査と研修を経ており、高い倫理観と専門知識を有しています。しかし、資格を持っているから良い、資格を持っていないからダメ、というものでもありません。
資格は、言わば「それまでの研鑽を積んできましたよ」そして「現在も研鑽を続けていますよ」という一種の実績の証しのひとつでしかありません。(ICFの認定は更新のために継続学習を課しいるため、有効な認定を保有しているということは、継続して学び続けていることを示しています)

もちろん中には資格を持たない、素晴らしいコーチもいらっしゃいます!
しかし認定資格を持つコーチで「こりゃダメだ」というコーチには出会ったことはありませんw

なので、なんの認定も持たないコーチの場合には、しっかりとそのコーチの力量や、実績、相性などを見極めることを怠らないようにしてください。

これからコーチを目指される方は、認定資格がクライアントにどのような影響を与えるのか、しっかりと考えてみてください。

良質なコーチングサービスの選び方

コーチングサービスを選ぶ際に重要なポイントは、クオリティとサポートの提供があるかどうかです。良質なコーチングサービスを提供するメンターは、豊富なスキルと経験を持つプロフェッショナルです。これらの要素が揃っているかどうかを確認することが、怪しいコーチングサービスを避けるための重要なステップとなります。信頼できるコーチを見極めるためには、これらのポイントに注意を払いながら適切な選択を行いましょう。

基本的には、必ず契約の前に、体験セッションを受けて、サービスの質と、コーチとの相性を見極めることをオススメします。
そして、提供されるプログラムや、コーチの実績について、実際に確認してみましょう。

実績としては、クライアントの声などが公開されているのが理想です。コーチングサービスの性質上、守秘義務の観点からクライアントが実名と顔写真付きで事例公開しにくい、ということもあるかもしれませんが、良質なコーチングサービスであれば、多くの場合一定数の理解あるクライアントがいるはずです。

コーチング業界の裏側

コーチング業界の裏側には、さまざまな側面があります。日本におけるコーチングの歴史や現状、そして普及と課題についても考える必要があります。コーチングは怪しいと言われることもありますが、その背景にはどのような要因があるのでしょうか。コーチング業界の裏側に迫ります。

コーチング業界の歴史と現状

ざっくりとですが、日本におけるコーチング業界の歴史を概観すると、以下のような流れで展開しています。
アメリカでの始まりが1980年代と考えると、凡そ10年弱の遅れで進展していると考えてよさそうです。

1990年代:導入期

  • コーチングは、1990年代にアメリカから日本に紹介されました。この時期は、主にビジネスの分野でのリーダーシップ開発や組織開発の手法として注目され始めました。
  • 日本においてコーチングを知る人は少なく、専門のコーチを雇う企業も限られていましたが、徐々にその有効性が認識され始めます。

2000年代:普及期

  • 2000年代に入ると、コーチングはより広く一般に知られるようになり、個人向けのサービスとしても人気を集め始めました。
  • コーチングの専門機関や団体が設立され、資格認定制度も整備されていきます。この時期には、国際コーチ連盟(ICF)日本支部などの国際的なコーチング団体の日本進出も見られました。
  • コーチング書籍の出版が増え、セミナーやワークショップが全国で開催されるようになり、コーチングに関する情報がよりアクセスしやすくなりました。

2010年代:成熟期

  • 2010年代には、コーチング業界はさらに成熟し、多様化していきました。キャリアコーチング、ライフコーチング、ビジネスコーチングなど、様々な分野でコーチングが利用されるようになりました。
  • オンラインコーチングの普及により、場所を選ばずにコーチングサービスを受けられるようになったことも、業界の成長を促進しました。
  • 企業内でのコーチングの導入も進み、リーダーシップ開発や従業員のモチベーション向上、組織文化の改革などにコーチングが活用されるようになりました。

2020年代:デジタル化と新たな展開

  • 感染症の流行は、オンラインコーチングのさらなる普及を促しました。リモートワークの普及とともに、個人のワークライフバランスやキャリアに関するニーズが高まり、コーチングへの関心が再び増加しました。
  • AIやテクノロジーの進化により、コーチングサービスの提供方法にも革新が見られます。例えば、AIを活用したコーチングアプリの登場や、バーチャルリアリティ(VR)を使った没入型コーチング体験などが開発されています。

日本におけるコーチング業界は、導入期から成熟期を経て、現在ではデジタル化とともに新たな段階へと進化を遂げています。社会の変化や技術の進歩に応じて、コーチングの手法やサービスの提供方法も変わり続けており、今後もその動向から目が離せません。

時代の進化に合わせるように、業界が進化することは、喜ばしい一方で注意が必要とも考えています。それは時代の勢いに押し流され、本質的な大切なものを置き去りにしてきてしまうことがありえるからです。

原始的に考えると、人は石器時代から今の「コーチング」とは全く違えど、本質的にはそれに近いことをずっと行ってきたと考えられます。つまり、私達がここで認識しているコーチングの歴史は、長い歴史の中で本の一瞬の出来事でしかない、ということです。

日本におけるコーチングの普及と課題

日本におけるコーチングの普及と課題は、急速に進展しています。しかし、一部の怪しいコーチング業者やセミナーが存在し、信頼性の問題が浮上しています。特に、コーチング業界の歴史や現状を知ることで、怪しいコーチングと正統派コーチングの違いを理解し、信頼できるコーチを選ぶポイントを把握することが重要です。また、コーチングを学ぶ際には、本物のコーチが持つべき資格や実績、良質なコーチングサービスの選び方についても理解しておく必要があります。日本におけるコーチングの普及と課題について、正しい知識を身につけることで、怪しいコーチングに騙されることなく、自分に合ったコーチングを見つけることができます。

コーチングにおける認定は全て「民間」の認定です。民間団体に歴史があり、体系立てられた認定プロセスがあればよいのですが、乱暴に言えば、今ここで「私がコーチング資格を発行します!」と言えば、発行できてしまうのです。また、コーチが自ら「私はコーチです」と名乗れば、資格や認定など無くても今すぐ、コーチになれるのです。

ただ適当にクライアントの話を聴き、どこかで聞きかじったような正論をクライアントにぶつけるようなものが、コーチングセッションとして提供されていくことだけは憂慮します。

まとめ:怪しいコーチングに騙されないために

コーチングの世界には、怪しいと言われる部分もありますが、それは一部の怪しいコーチによるものです。コーチング自体は、しっかりとした資格を持ったプロの指導のもと、自己成長や目標達成をサポートする有益な手段です。怪しいコーチと正統派コーチの違いを理解し、信頼できるコーチを見極めるポイントを押さえることが大切です。自分に合ったコーチングを見つけるために、しっかりとした情報を得て、慎重に選ぶことが重要です。怪しいコーチングに騙されないためには、正しい知識を身につけ、信頼できる情報源から情報を得ることが不可欠です。

怪しいコーチと正統派コーチの違い

コーチングの世界には怪しさを感じる人も多いです。しかし、怪しいコーチと正統派コーチの違いを知ることで、安心して本物のコーチを見つけることができます。怪しいコーチングを見抜くポイントや信頼できるコーチを見極める方法を知ることで、コーチング業界の裏側も見えてきます。また、コーチングの正しい知識を身につけることで、自分に合ったコーチングを見つけるコツも身につけることができます。怪しいコーチングに騙されないためには、コーチングの世界について正しい知識を持つことが大切です。

自分に合ったコーチングを見つける

コーチングの世界には、怪しいと感じる人も多いかもしれませんが、実際には信頼できるコーチもたくさん存在します。怪しいコーチングと信頼できるコーチングを見分けるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。まず、コーチングの資格や実績を確認することが重要です。ICF(国際コーチング連盟)認定の資格を持っているコーチや、実績のあるコーチは信頼性が高いでしょう。また、コーチングスクールの選び方やコーチングサービスの選び方もポイントです。自分に合ったコーチングを見つけるためには、自分のニーズや目標に合ったコーチングを提供しているかどうかをしっかりと確認することが大切です。怪しいコーチングに騙されないためにも、正しい知識を身につけておくことが重要です。コーチングの種類や効果、学ぶメリットなどを理解しておくことで、自分に合ったコーチングを見つけるコツが見えてくるでしょう。コーチングは決して怪しくないものであり、信頼できるコーチと出会うことで、自分の成長や目標達成に大きく貢献することでしょう。

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